3Dマシンビジョンを活用すると、セル生産の自動化が期待できます。ここでは、セル生産の概要とセル生産に3Dマシンビジョンを活用するメリットを解説します。
セル生産とは
セル生産は、製造業の工場などで導入が進んでいる生産方式です。具体的には、1人または少人数の従業員でセルを構成し、組立工程を完結するまで担当する生産方式です。ここでいうセルは、U字型やL字型に組まれたラインです。従業員の手が届く範囲に、工具などを配置します。
セル生産の主なメリットは、セル単位で柔軟に運用できるため、多品種少量生産に対応しやすいことです。セルごとに生産する品目を変更するなどの対応を行えます。多様なニーズに応えられる生産方式といえるでしょう。セル単位で組み立てを完結させるため、仕掛り在庫を削減できる点も魅力です。リードタイムの短縮が期待できる場合があります。また、それぞれのセルが独立しているため、他のセルで発生したトラブルの影響を受けにくいとされています。
セル生産に3Dマシンビジョンを活用するメリット
セル生産には課題もあります。代表的なデメリットは、従業員1人あたりの作業範囲が広いため、多能工を求められることです。人材不足の影響で、複数の多能工を確保することが困難になっています。
そこで注目を集めているのが、3Dマシンビジョンの活用です。以前は、ロボットによる自動化が困難とされていたセル生産ですが、3Dマシンビジョンやロボットビジョンの進化により自動化を行えるようになっています。取得した視覚情報をもとに、ロボットが自律的に動作を行えるようになったためです。プログラムでは対応できない、細かな動作も柔軟に対応できるようになりました。
したがって、3Dマシンビジョンを活用すると、セル生産を自動化して人材不足への対処が期待できます。この点が、セル生産に3Dマシンビジョンを活用する主なメリットです。
セル生産に3Dマシンビジョンを活用した事例
省スペースにロボットを配置した事例
限られたスペースに、ロボットなどを配置したミニロボットセルの事例です。これまで作業員が行っていたワークのセット、バリ取り、箱詰めなどを自動化しています。
参照元:FAロボット.com(https://www.keyence.co.jp/ss/products/vision/fa-robot/rv-example/machine-tools.jsp)
セル生産に3Dマシンビジョンを活用しよう
セル生産は、1人または少人数の作業員が、U字型などのラインを組んで、組立工程を完成まで受けもつ生産方式です。多品種少量生産に対応し、仕掛け在庫を削減できるといった強みがあります。ただし、自動化は難しいと考えられていました。3Dマシンビジョンを活用すれば、視覚情報をもとにロボットが自律的に動作するため、セル生産の自動化が期待されています。工場の生産性向上や多品種少量生産への対応を目指す場合は、セル生産と3Dマシンビジョンの活用を検討することを推奨します。3Dマシンビジョンに関する基礎情報は、以下の記事で詳しく解説しています。理解を深めたい方は、こちらも参考にしてください。



