豊富な製品ラインナップが魅力のキーエンス。ここでは、特に寸法計測におすすめのLJ-X8000に注目して、特徴や活用事例などをご紹介します。
LJ-X8000(キーエンス)が
寸法測定におすすめの理由

https://www.keyence.co.jp/products/measure/laser-2d/lj-x8000/index_pr.jsp
超高精細測定で
「ありのまま」を捉える
部品や製品を3次元的に計測し、そのデータをデジタルで取り込める3Dセンサー。3Dセンサーを使えば、部品や製品の形状を「面」として素早く捉え、データを検査・測定に活用することができます。LJ-X8000は、従来比3倍の面積を持つ大口径受光レンズや高精細CMOSを搭載した、インラインプロファイル測定器です。 1ライン3200ポイントもの超高精細測定により、対象物の寸法をきわめて正確に捉えることが可能です。
正確かつ安定した測定を実現
独自開発の形状処理アルゴリズムによるフィルタ機能を搭載しており、ノイズによるバラツキや値飛びの影響を最小限に抑制。また、超高感度で幅広いダイナミックレンジを持つ受光素子も採用し、対象物の色や光沢に影響を受けない、安定した測定を実現してくれます。しかも、測定・検査に必要な設定は、わずか3ステップ。「高さ計測」「プロファイル計測」「連続プロファイル計測」「傷」などから計測ツールを選ぶだけで、誰でも簡単に測定・検査を行うことが可能です。
LJ-X8000(キーエンス)の
適用業界・事例
- 電子部品業界:基板実装品の厚み測定
- 電子部品・電子デバイス業界:BGAのバンプ高さ測定
- 金属製品・機械要素業界:赤熱したスラブの寸法(幅・厚みなど)と体積の測定
- その他業界:小型レンズのピーク高さ測定
- その他業界:ゴムシートの幅測定とうねり・欠陥検査
LJ-X8000シリーズの3Dセンサーは、対象物の形状を高精度にスキャンすることができますが、光切断法を活用することでさらに複雑な形状や微細な凹凸も正確に捉えることが可能です。
利便性と操作性
- LJ-X8000: 多機能で高度な測定が可能な一方で、やや操作が複雑ですが、初心者にも使いやすいインターフェースを搭載。
- LJ-S8000: 設置・設定がシンプルで、ラインオペレーターでも簡単に操作可能。効率的な寸法測定に特化。
まとめ
LJ-X8000は高精度で幅広い測定ニーズに対応でき、複雑な形状や精密な検査に向いています。一方、LJ-S8000は寸法測定に特化し、効率性が重視される生産ラインでの検査に最適です。用途や業界に応じて、最適なモデルを選定してください。
キーエンス LJ-X8000 / LJ-S8000
LJ-X8000 シリーズ
LJ-X8000は、キーエンスが提供する高精度2D/3Dレーザプロファイル測定器であり、以下の特徴を持っています。
特長
- 高精細計測 - 最大 3200ポイント/プロファイル の高分解能計測を実現。
- 広範囲スキャン - 測定範囲が最大 720 mm まで対応し、大型ワークにも適応可能。
- 多彩な測定モード - 2Dプロファイル測定に加え、3D形状測定にも対応。
- 高精度アルゴリズム - 独自の計測アルゴリズムにより、曲面や反射の強い対象物でも正確な測定が可能。
用途例
- 電子部品の寸法測定(引用元:キーエンス公式)
- 金属部品の形状測定(引用元:キーエンス公式)
LJ-S8000 シリーズ
LJ-S8000は、超高速・高精度な2Dレーザプロファイル測定器であり、以下の特徴を持っています。
特長
- 超高速スキャン - 最大 64,000 プロファイル/秒 の測定速度を実現。
- 高分解能計測 - XY分解能が向上し、より精密な測定が可能。
- コンパクト設計 - 小型ボディで狭いスペースにも設置可能。
- 安定した計測性能 - 変化する環境条件下でも高精度な測定が可能。
LJX 2D/3D対応コントローラの仕様
型式 | LJ-X8000 | |||
ヘッド入力 | ヘッド2 台まで LJ-X8000シリーズヘッド、LJ-V7000シリーズヘッドに対応 ※ 2 台使用する際は、ヘッドA,Bは同一型式。 |
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サンプリング周期(トリガ間隔) | [2D モード] 最速1 kHz(1 ms)*1 [3D モード] LJ-X8000シリーズ接続時:最速16 kHz(63 μs)*2 LJ-V7000シリーズ接続時:最速64 kHz(16 μs)*3 (型式末尾B の輝度出力タイプは最速8 kHz(125 μs))*4 |
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検査設定登録数 | SDカード1,2それぞれ1000まで(SDカード容量および設定内容に依存)、外部切換可能 | |||
マスタープロファイル/基準画像数 | [2D モード] 1 設定1 ヘッドあたり最大200(SDカード容量に依存) [3D モード] 1 設定あたり最大400(SDカード容量に依存) |
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メモリーカード | • SDカードスロット×2 • OP-87133(512 MB)、CA-SD1G(1 GB)、CA-SD4G(4 GB)、CA-SD16G(16 GB)に対応 ※ SD1スロットに8000はCA-SD4G、8000EはCA-SD1Gを標準装備 |
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ツール数 | [2D モード] 100 個/設定(うち20 個は位置ズレ補正用) [3D モード] 最大100 個/設定 |
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インターフェース | 制御入力 | 20 点(入力端子台5 点、パラレルI/O 15 点) | ||
制御出力 | 28 点(出力端子台6 点、パラレルI/O 22 点) ・フォトMOSFET*5 |
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RS-232C | ・数値出力および制御入出力(RS-232Cポートを使用したPLCリンクとは排他使用) ・最大ボーレート230400 bpsまで対応 |
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PLCリンク | • EthernetポートまたはRS-232Cポートを使⽤した数値出⼒、および制御⼊出⼒ (EtherNet/IP® 、PROFINET、EtherCATとは排他使⽤。RS-232Cポート使⽤時、RS-232C 無手順通信とは排他使⽤) |
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Ethernet | • 数値出⼒および制御⼊出⼒ • 当社製PCアプリケーションソフトウェアとの接続により、上記機能に加え、検査設定のアップロード、 ダウンロード、 各種シミュレーション、プロファイル/ 画像データを含む各種データの送受信・リモートデスクトップが可能 • FTPクライアント・サーバ機能対応、VNCサーバ機能(パソコン以外のクライアントでは モニタ画面表示のみ対応)、BOOTP 機能対応 • 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T ・ジャンボフレーム対応(CB-NEC20E/NEP20E/NPN20E のいずれかを接続時) |
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USB | • 当社製PCアプリケーションソフトウェアとの接続により、数値出力(3Dモードのみ)の他、検査設定のアップロード、 ダウンロード、各種シミュレーション、プロファイル/ 画像データを含む各種データの送受信・リモートデスクトップが可能 • USB2.0 専用 |
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EtherNet/IP® | • Ethernet ポートまたはオプションのEtherNet/IP® ユニット CB-NEP20Eを使⽤した数値⼊出⼒および制御⼊出⼒(PLCリンク、PROFINET、EtherCAT とは排他使⽤) • サイクリック通信対応(最大1436 byte)、メッセージ通信対応 • 最大コネクション数 32(Ethernetポート)/1:Exclusive Owner、4:Input Only(CB-NEP20E) • コンフォーマンステスト Version.CT15(Ethernetポート)/CT17(CB-NEP20E)に準拠 |
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PROFINET | • Ethernet ポートまたはオプションのPROFINET ユニット CB-NPN20Eを使用した数値入出力および制御入出力(PLCリンク、EtherNet/IP®、EtherCATとは排他使用) • 周期通信対応(最大 1408byte)(Ethernetポート)/1252byte(CB-NPN20E) • 非周期(レコードデータ)通信対応 • Conformance Class A(Ethernetポート)/C(CB-NPN20E)に準拠 |
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EtherCAT® | • オプションの EtherCAT ユニット CB-NEC20Eを接続することで、数値出力および制御入出力が可能 (PLC リンク、EtherNet/IP®、PROFINET とは排他使用) • 周期通信(プロセスデータオブジェクト通信)対応(入力:最大 536byte/ 出力:最大 532byte) • 非周期通信(メールボックス通信)対応 • CoE に対応 • Explicit Device Identification • コンフォーマンステスト V2.2.1.0に準拠 |
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マウス | 専用マウス(コントローラに同梱)により、各種メニュー操作が可能 | |||
SNTP | SNTPサーバーと接続することで本機の日時の自動補正が可能 | |||
USB HDD | 専用のUSBポート(USB3.0 準拠・バスパワー対応:定格出力 900 mA)にHDD(最大2 TB)を接続することで、 プロファイル/ 画像データを含む各種データ出力が可能 |
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モニタ出力 | アナログRGB 出力 XGA 1024×768(24 bitカラー、60 Hz) | |||
エンコーダー入力 | 1 系統 RS-422ラインドライバ出力(5 V 出力付: 最大150 mA) オープンコレクタ出力(5 V/12 V/24 V 対応)兼用 |
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応答周波数 | RS-422 | 単相/Z 相 1.6 MHz 2 相/1 逓倍 1.6 MHz 2 相/2 逓倍 3.2 MHz 2 相/4 逓倍 6.4 MHz | ||
オープンコレクタ(OC) | 単相/Z 相 100 kHz 2 相/1 逓倍 100 kHz 2 相/2 逓倍 200 kHz 2 相/4 逓倍 400 kHz | |||
レーザーON 入力 | 無電圧入力(工場出荷時ショートピンにて短絡) | |||
冷却ファン | あり | |||
最小表示単位 | [2D モード] 0.1 µm、0.01°、0.00001 mm2 [3D モード] 0.1 µm、0.001°、0.0001 mm2、0.00001 mm3 |
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表示言語 | 日本語/英語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字)/韓国語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/タイ語/チェコ語/ハンガリー語/ポーランド語 切換 | |||
定格 | 電源電圧 | DC24 V ±10% | ||
最大消費電流 | 3.3 A | |||
耐環境性 | 使用周囲温度 | 0~+45℃(DINレール取付)/ 0~+40℃(底面取付) | ||
使用周囲湿度 | 85%RH 以下(結露なきこと) | |||
質量 | 約2500 g |
https://www.keyence.co.jp/products/measure/laser-2d/lj-x8000/models/lj-x8000/
LJ-X8000シリーズの他のスペック
製品名 | X 軸(幅) |
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LJ-X8020 | 8 mm |
LJ-X8060 | 16 mm |
LJ-X8080 | 39 mm |
LJ-X8200 | 80 mm |
LJ-X8300 | 160 mm |
LJ-X8400 | 320 mm |
LJ-X8900 | 720 mm |
寸法測定におすすめのその他の
キーエンスの3Dセンサー
WI-5000

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測定エリアに対し「面」で投光する白色干渉変位計(3次元)です。最大10×10mmの面の高さデータをわずか0.13秒、繰り返し精度0.1μmで高精度に測定が可能。ワークの材質・色の影響を受けず、3D形状や面粗さ、線粗さもインラインで高速・高精度に測定することができます。
TM-X5000

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ラインの動きを止めることなく高速かつ正確な測定ができる、インライン投影画像測定器です。100通り以上の組み合わせで豊富な測定ができるツールも用意し、寸法測定・幾何公差測定・マスター比較・異物距離測定など、さまざまな測定に簡単設定で対応してくれます。
LS-9000

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高速性・高精度・高耐久性により、シーンやワークの材質を選ばず、インライン/オフラインで安定して測定ができる、超高速・高精度寸法測定器です。3つのCMOSを搭載し、高速露光に対応しているので、ワークが振れてしまう場合でもしっかり正確な測定が可能です。
キーエンスの会社情報
社名 | 株式会社キーエンス |
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本社所在地 | 大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
電話番号 | 06-6379-1111 |
公式HPのURL | https://www.keyence.co.jp |