ここでは、3Dセンサーの計測方法の一つである「合焦点法」について、原理・仕組み、導入のメリットなどをご紹介します。
合焦点法とは
合焦点法とは、カメラと対象物の距離を一定量ずつ変動させながら、光学的にフォーカスの合う位置を探索する計測法です。焦点移動法とも呼ばれます。フォーカスの合う位置を見つける手法ごとに、合焦点法、共焦点法、白色干渉法といった手法があり、後者になるほど精度が高く、測定に時間がかかります。
合焦点法では、複数枚の画像を撮像し、焦点ぼけの変化を分析することで、3次元形状を復元します。共焦点法と大きく異なるのは、リング照明など多種の照明を使用できる点です。また、使用できる点と面領域測定なので、 二次元走査が必要なく、短時間でデータを得ることができます。
合焦点法を導入するメリット
共焦点法と同様、対象物に直接接触することなく、離れた位置からでも寸法測定・形状測定をすることが可能です。
また、水平方向(XY方向)の計測よりも、Z軸方向の測定が得意で、Z軸方向に取り込める範囲が広い点が特徴です。80°以上の急傾斜面、深さ数ミリメートルの形状でも高精度な測定が可能。測定結果は垂直分解能10nmまで高い再現性が見込めます。細かな凹凸の繰り返しである粗さの測定も可能。一方で、表面粗さの値が小さいと、センサーが表面を認識することができず、極端に取り込みにくくなる点がデメリットです。
切削工具や自動車などに使用されるギヤ、ノズル、シールなどの機構部品などの測定に活用されています。

- 測定範囲が広く、様々なワークに対応
- コントローラー不要、本体のみで測定可能
- 温度安定性に優れた頑丈な筐体

- 3200point/プロファイルの微細測定が可能
- 従来製品比3倍の面積を持つ大口径受光レンズ
- 全方向位置補正機能を搭載

- 納品日より5年間の製品保証
- ソフトウェアの導入トレーニングが可能
- リモートor出張メンテナンスに対応
「3Dマシンビジョン」と検索して上位表示されるメーカーや販売代理店をピックアップ。その22社の公式HPの情報から「計測手法が最も豊富だったLINX」
「業界ごとの実績が最も豊富だったキーエンス」「唯一24時間のヘルプデスクを提供しているSICK」をそれぞれ選出しています。(情報は2021年11月19日時点)
合焦点法を用いた
3Dマシンビジョン・
3Dセンサーの製品例
アリコナG5 plus
https://eurotechno.co.jp/products/infinite_focus_g5_plus/
オーストリアのブルカー・アリコナ社が開発・製造している、焦点移動法を採用した非接触三次元測定機です。焦点深度の浅いレンズを使用し、Z軸を走査しながら、焦点があった部位を連続して取り込みます。CMOSセンサーを搭載し、フルカラーを含めた3Dの情報を取得可能。バーティカル・フォーカス・プロービングという新たな測定機能を用い、非接触三次元測定機は不可能とされてきた、90度の立壁や穴の内径の測定も可能にしています。



