医療業界でも3Dマシンビジョンが活用されています。導入によって得られるメリットや、実際に医療業界で3Dマシンビジョンを活用した事例について紹介します。
医療業界に3Dマシンビジョンを導入するメリット
3Dマシンビジョンはさまざまな業界で役立てられていますが、医療業界での活躍も期待されています。3Dマシンビジョンを導入することによって期待できるメリットは、以下のとおりです。
コストダウンにつながる
3Dマシンビジョンを導入することにより、コストダウンが期待できます。3Dマシンビジョンを活用すればこれまで人が行っていた作業を自動化できるようになるため、省力化、省人化が可能です。
確かに導入時のコストは高くついてしまうことがありますが、長い目で見た際、コストダウンにつながるケースが多いです。
衛生面・安全性に優れている
製造工程をマシンに任せられるようになるので、人の手が関わる作業が減ります。そのため、衛生面において優れているのも大きな魅力です。
また、医療用具としてメスが挙げられますが、メスは刃物ということもあり、慎重に取り扱わなければなりません。ピッキングができる3Dマシンビジョンを取り入れることにより、作業者の安全性を高めることにもつながるでしょう。
医療業界で3Dマシンビジョンを活用した事例
医療業界ではどのような形で3Dマシンビジョンが活用されているのでしょうか。事例について紹介します。
医療器具のピッキング工程を自動化

https://canon.jp/business/solution/indtech/machinevision/contents/3d/medical-equipment
3Dマシンビジョンは、医療業界での医療器具のピッキングにも活用されています。
医療器具は医療の分野で扱うものということもあり、衛生面に注目して取り扱わなければなりません。3Dマシンビジョンを活用すれば人が触れる作業を減らし、衛生面での精度を高めることにもなります。
現在、加工装置や検査装置にシリンジを投入する際、一つひとつ向きを調整しなければならず、手作業が必要になっているようなケースもあるでしょう。ですが、3Dマシンビジョンであれば向きを判断してピッキングしてくれるため、自動化が可能です。
なお、シリンジのように半透明なものをピッキングする予定がある場合は、半透明なものの認識に対応しているか確認が必要になります。
薬品キャップなどの問題を確認

https://www.keyence.co.jp/ss/products/vision/inline-inspection/example/other/cap.jsp
薬品用ボトルなどの樹脂製キャップの外観検査にも3Dマシンビジョンが役立てられています。汚れがついていないか2次元検査しながら、3次元検査でより詳細に体積計測による欠けやバリ検査につなげていくことが可能です。
エリアカメラで2次元画像を撮影して判断することも可能ではありますが、これだけでは汚れやバリ、欠けといったものの区別ができないケースがあります。
3Dマシンビジョンを活用することにより、2次元・3次元情報を同時に取得したうえで画像処理が可能です。
汚れやバリ、欠けについて正確に判断できるようになることに加え、複合的な検査を1度に実施できるので、品質と作業効率両方の向上が期待できます。



