建造物の建設に使われる資材である建材製造の分野においても3Dマシンビジョンを導入する動きが強まっています。ここでは、3Dマシンビジョンを活用するメリットや、どのような活用事例があるのかについて解説します。
建材製造に3Dマシンビジョンを導入するメリット
建材製造の業界で導入することにより、どのようなメリットがあるのかについて解説します。
広範囲にわたる詳細な検査が可能
建材製造で取り扱うものの中には、断熱材パネルなど、非常に大きなものもあります。穴や異物、欠けといったものがないか検査したうえで取り扱わなければなりませんが、大きいからこそ目視での確認では見逃してしまう場合もあるでしょう。
ですが、3Dマシンビジョンを活用することにより大きな対象物でも短時間でのスキャン、検査が可能です。欠陥検査の精度を高めるためにも3Dマシンビジョンが役立ちます。
複数台の3Dマシンビジョンを併用することにより非常に大きな建材に対応できるようなケースも多いです。
3次元で検査ができるため、建材製造の歪みや曲がり具合、うねりなどについても検査できます。
このように詳細な検査ができるようになれば、検査の正確さを高めることも可能です。これは、製品の品質向上にもつながります。
小さな欠陥を見つけられず、それを残したままで出荷したような場合は、企業としての信用につながってしまう可能性もあるでしょう。力を入れて検査をしているつもりでも、欠陥を見逃してしまうようなケースは少なくありません。
3Dマシンビジョンによって高品質の検査ができるようになれば、欠陥の見逃しを抑えることにもつながります。さらには、エンドユーザーからの信頼度を向上させるような効果が期待できるのも大きなメリットです。
ランニングコストを抑えられる
建材製造で使われる大きな材料を目視で検査しようと考えた場合、それだけ人員が求められることになります。企業によっては人員不足に悩んでいるようなケースも多いのではないでしょうか。
ですが、3Dマシンビジョンを取り入れることにより、これまで目視で行っていたような検査をマシンに任せることが可能です。
人手が不足している企業の場合、従業員を他の業務に割り当てることもできるでしょう。導入時に費用はかかるものの、ランニングコストを大幅に削減できる効果も期待できます。
建材製造に3Dマシンビジョンを活用した事例
実際に3Dマシンビジョンはどのような形で建材製造に役立てられているのでしょうか。事例について紹介します。
画像検査で角材の全周を計測

https://linx.jp/solution/3d/case/building/
画像検査において、角材の全周を計測する目的でも3Dマシンビジョンが使われています。巨大な建材を対象とする場合は、大きな対象物に対応している3Dマシンビジョンを選ばなければなりません。
角材全周の計測をするためには、複数台の3Dマシンビジョンを使うようなケースもあります。3Dマシンビジョンを複数台使用することにより、非常に大きな建材でも詳細な検査が可能です。



